tag:blogger.com,1999:blog-14527818825362568172024-03-13T11:54:53.198+09:00B.B. Audio Review気に入ったオーディオ機器のレビュー。ここにレビューが書いてある機器は悪いことが書いてあったとしても、かなり評価しているもの。価格を考慮した上で、価値があると判断したものをレビューしている。ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.comBlogger17125tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-26435619691927196712013-01-21T14:31:00.001+09:002013-01-21T14:40:17.382+09:00Phasemation EA-1000ブランド設立からわずか10年足らずで国内有数のアナログ関係のメーカーへと躍進した<a href="http://www.phase-tech.com/">Phasemation</a>。特に<a href="http://www.phase-tech.com/html_japan/productspage_p-3G.html">P-3G</a>というカートリッジと<a href="http://www.phase-tech.com/html_japan/productspage_ea-32.html">EA-3Ⅱ</a>というフォノイコライザは業界標準機<br />
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と呼べるくらい地位を確立している。そんなPhasemationからブランド10周年記念として<a href="http://www.phase-tech.com/pdf/EA1000.pdf">EA-1000</a>というフォノイコライザと<a href="http://www.phase-tech.com/pdf/PP300.pdf">PP-300</a>、<a href="http://www.phase-tech.com/pdf/PPMono.pdf">PP-MONO</a>というカートリッジがリリースされた。</div>
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<br /></div>
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リリースされて少し時間が経過してしまったが、試聴会にてその音を確認することができた。どの製品も良いが、特にEA-1000は素晴らしい出来だった。</div>
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<a href="http://4.bp.blogspot.com/-CrwdRV5BUA8/UPy-nVn_qCI/AAAAAAAAAUE/EVT14gAqOeo/s1600/ea1000_2.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="203" src="http://4.bp.blogspot.com/-CrwdRV5BUA8/UPy-nVn_qCI/AAAAAAAAAUE/EVT14gAqOeo/s320/ea1000_2.jpg" width="320" /></a></div>
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EA-1000は見ての通り、3つの筐体で構成される。LとRの各イコライザ回路と電源回路だ。さらに入力はMC1、MC2、MMの3系統あり、イコライザカーブは通常のRIAAカーブ以外にも、モノラルファン用にデッカとコロンビアのカーブ、SP再生カーブも備えている。まさに至れり尽くせりといった充実具合だ。</div>
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LRが別筐体なので広がりがよく、奥行き表現が優れている。音にも厚みがあるので、演奏者の実在感があってとても楽しい。また、歪み感をほとんど感じないのでとてもリラックスして聴く事ができる。聴感上のS/Nや定位はとてもアナログとは思えないが、滑らかでいて厚みのある音は確かにアナログレコードの音。「少しでも良いアナログサウンドを」と求めていった結果行き着いた音だと思う。</div>
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<span style="color: red;"><b>総評</b></span></div>
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約100万円というのは高価だが、充実した機能とその音は価格以上満足感を与えてくれる。正直なところEA-3Ⅱよりもコストパフォーマンスが高いと感じてしまう。アナログらしい音を少しでも良い音で聴きたい人は一聴の価値がある。</div>
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<br /></div>
ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-88816480025717200282012-11-30T14:17:00.001+09:002012-11-30T16:22:25.799+09:00PIEGA COAX 10.2ブックシェルフスピーカーのメリットって何だろう?それを<a href="http://www.piega.jp/">PIEGA</a>の<a href="http://www.phileweb.com/ec/index.php?p=29597">COAX 10.2</a>はわかりやすく教えてくれる優秀なスピーカーだ。<br />
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<a href="http://3.bp.blogspot.com/-yPAjKVATMmU/ULgIOlwEzlI/AAAAAAAAATg/u_K2cVVf1Qw/s1600/Coax10.2_thumb.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://3.bp.blogspot.com/-yPAjKVATMmU/ULgIOlwEzlI/AAAAAAAAATg/u_K2cVVf1Qw/s1600/Coax10.2_thumb.jpg" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
この前モデルのTC10Xも注目していたスピーカーだったが、結局一回も聴かないまま生産完了となってしまった。この度、モデルチェンジということで近くのオーディオショップで期間限定展示ということで短い時間だが試聴してきた。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
セット構成は以下の通り。</div>
<br />
<table><tbody>
<tr><td>CDプレーヤー</td><td>:</td><td><a href="http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k03/index.html">ESOTERIC K-03</a></td></tr>
<tr><td>プリメインアンプ</td><td>:</td>
<td><a href="http://www.fuhlen.jp/octave/products/v70se_01.html">OCTAVE V70SE</a></td></tr>
<tr><td>スピーカー</td><td>:</td>
<td>PIEGA COAX 10.2</td>
</tr>
</tbody></table>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
※スピーカースタンドは残念ながら純正品ではなかった。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
まずは、オーケストラをかけてみる。低域の量感もあるし、音もそれなりに明快。悪い音ではないのだが、取り立てて良い所もない音。ここで軽くスピーカーの位置を調整して、耳の位置をツイーターの少し下あたりで聴きなおしてみると、全く違った世界が展開された。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
まず奥行き表現がグンと広くなる。オーケストラが弧の形をしているのがよくわかり、奥に配置されている楽器もしっかりとその位置から音を届けてくれるように鳴っている。また、演奏者までの距離が明確に表現される。各楽器のニュアンスも明確に聴き取れるようになる。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
ブックシェルフスピーカーはニアフィールドで聴いても、しっかりとしたステージを表現する。大型スピーカーのように眼前に等身大の演奏者は表すことはできないが、奥行き表現の得意さも手伝って少しはなれた位置からオーケストラを見渡すことができる。これは眼前に等身大が現れるよりも現実に近い空間表現だろう。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
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ブルースをかけてみるとボーカルがぐっと前に出てきて迫力がある。ブルース独特の濃さが表現されているし、声の小さなニュアンスも漏らさず表現する。どこかの帯域を強調して表現するのではなく、しっかりと細かい音まで丁寧に表現した結果だろう。ここまで男性ボーカルのニュアンス表現が優れているスピーカーは珍しい。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<b><span style="color: red;">総評</span></b></div>
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<b><span style="color: red;"><br /></span></b></div>
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スッキリとしたデザインとは裏腹に元気の良い音も出せるし、同軸リボンを活かした繊細な表現も可能。ソースやセッティングにあわせてキャラクタが変わり、様々なジャンルの音楽を聴く人にはとても良いスピーカーだ。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
高価なスピーカーだけあって、その音は50万クラスのスピーカーでは追いつけないだろう。音の細かさ、定位、空間表現、音像の濃さといった部分が見事だ。</div>
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<br /></div>
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反面、やはりセッティングには敏感だ。特にボーカルと空間の表現力は大きく差が出てしまう。といっても特別鳴らすのが難しいわけではなく、このクラスのスピーカーを使う人ならば十分対応可能だろう。</div>
ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-7535406347292237362012-07-10T11:35:00.001+09:002012-08-06T12:33:57.831+09:00JELCO(BELLDREAM) SA-250現在のアナログプレーヤーはトーンアームという観点から見ると大きく3つに大別できると思う。<br />
<div>
<br /></div>
<b><u><span style="color: yellow;">①ユニバーサルアームをつけたモデル</span></u></b><br />
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素材や機構は昔ながらのものが多く、最新のアナログというよりかは古き良きアナログ再生といったところがメインになるだろう。
</div>
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<br /></div>
<b><u><span style="color: yellow;">②専用ストレートアームがついたモデル</span></u></b><br />
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<span style="background-color: white;"><br /></span></div>
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アームも機構も最新の考え方を取り入れたモデルが多い。しかし、専用のストレートアームのモデルでは、カートリッジを付け替えることが難しい。</div>
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<span style="background-color: white;"><br /></span></div>
<b><u><span style="color: yellow;">③アームレスモデル</span></u></b><br />
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<br /></div>
<div>
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②と同様の考えで最新のアナログサウンドを目指すこともできるし、ユニバーサルアームをつけてカートリッジを付け替えて楽しむこともできる。</div>
</div>
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<br /></div>
<div>
ここで問題なのは③でユニバーサルアームをつける場合。最新のアナログサウンドを求めていくならば自分が最も良いと思う技術革新を取り入れたアームをつければ良いが、ユニバーサルアームを使う場合は選択基準が難しい。特にユニバーサルアームが昔と比べクオリティがどうなのか気になるところ。<br />
<br />
ということで今回試聴してみたのは、おそらく現在発売されているユニバーサルアームの中で最も安いであろう、JELCO(BELLDREAM)のSA-250。このアームのクオリティが十分であれば現在市販されているアームを安心して買うことが出来る。<br />
<br /></div>
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<div class="separator" style="clear: both;">
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<a href="http://2.bp.blogspot.com/-8nXmylVgm7s/T_uFKzwJfSI/AAAAAAAAANE/g2XEynNWn9E/s1600/IMG_20120709_020158.jpg" imageanchor="1" style="background-color: white; margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://2.bp.blogspot.com/-8nXmylVgm7s/T_uFKzwJfSI/AAAAAAAAANE/g2XEynNWn9E/s320/IMG_20120709_020158.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
<center>
※ターンテーブルはTechnics SP10、カートリッジはDENON DL-103で試聴</center>
<center>
<br /></center>
</div>
<div class="separator" style="clear: both;">
まず軽くアームを左右に動かしてみたが動きは滑らか。ワンポイント支持ではないので取り扱いも神経質にならなくてすむ。思っていた以上に軽く動き、ストレスも感じない。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
針をレコード盤に落として、音を聴いてみる。これも思っていた以上にクオリティは高い。ストレートアームのような正確さや緻密さは感じないが、十分な解像度を持っていることがわかる。安いプレーヤーのストレートアームより解像度は高いだろう。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
音の傾向はどちらかというとカチっとした輪郭のハッキリした音で演奏者の姿をハッキリと描く。下手にセッティングされたアナログプレーヤーの場合、いわゆる曖昧さのようなものが出ることがあるが、このアームはセッティングは楽なのでそうゆう心配もない。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
しかし、演奏者の姿をハッキリと描くが、その中の細かい部分までは表現しきれていない。また、空間表現も下手なわけではないが、音がスピーカーからフワリと広がっていくような感覚は少ない。しかしそういったクオリティの高い表現力はもっと高いシステムでないと聴いたことがない。このアームでもターンテーブルや、カートリッジを変えることでそういった表現が出来るようになるかもしれない。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
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<b><span style="color: red;">総評</span></b></div>
アナログを楽しむために十分なクオリティを備えたアーム。設計自体に目新しい技術はないが、それでも古さを感じさせる音ではない。また、新品で手に入るのはとても有難い。過去の名機と呼ばれるアームでも、今では錆びや稼動部の動きに滑らかさがなくなっていたりと、その能力を100%発揮するのは難しい。下手に劣化した過去の名機を使うよりかは、きっといい音を奏でてくれるだろう。<br />
ターンテーブルを買う際に、「アームに回す予算が・・・」なんて人はとりあえずこのアームを使っても問題はないだろう。十分ターンテーブルの良さを引き出すだけの力は持っていると思う。</div>
<div>
<br /></div>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-65092282952476246562012-07-05T10:44:00.000+09:002012-07-05T10:44:16.542+09:00Audio Technica AT33MONOアナログレコードを楽しむ人はそれなりに多いが、モノラル盤をモノラルカートリッジで楽しむ人はそこまで多くない。しかしモノラル盤にはステレオとはまた違った魅力が凝縮されている。しかし、モノラルカートリッジは試聴できる機会も少なく、そもそも商品自体が少ない。しかもカートリッジ自重が重いものも多くとても使いづらい。そんな中で、<a href="http://www.audio-technica.co.jp/atj/show_model.php?modelId=809">Audio TechnicaのAT33MONO</a>は比較的、低価格で発売されているので試しに購入してみた。<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-KB3FbjUHHPY/T_TxX43SFPI/AAAAAAAAAMs/bxIzT-8woMQ/s1600/img_904.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://2.bp.blogspot.com/-KB3FbjUHHPY/T_TxX43SFPI/AAAAAAAAAMs/bxIzT-8woMQ/s320/img_904.jpg" width="320" /></a></div>
<div>
Audio TechnicaのAT33シリーズといえばロングセラーとなっているシリーズ。現在でも33EVと33PTG/Ⅱが発売されている。その33シリーズをモノラル化したので性能としては十分だ。また、33シリーズをモノラル化しているのでステレオカートリッジとモノラルカートリッジでそろえることもできる。うまくいけば針圧調整もいらず、とても楽にモノラルカートリッジを使うことができる。</div>
<div>
<br /></div>
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音はまとまりの良い、スッキリとしたサウンド。いわゆるモノラル特有の厚みは少ないが、広がりや奥行きのあるサウンドで決してステレオに見劣りするような音ではない。モノラルというと50年代がメインとなると思うが、全く古さが感じられない。盤の状態さえ良ければ、録音年代を当てるのは難しいだろう。</div>
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<br /></div>
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ただし、やはりモノラル特有の厚みやエネルギー感といったものもソースによっては求めたくなる時もある。ただ、そういったものも求めつつこのワイドレンジ感も得ようと思うと、かなり高価格のカートリッジになってしまう。この価格でここまでのクオリティを実現しているのは、さすがカートリッジの老舗メーカーといったところだろう。</div>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-22264573171603366222012-06-24T06:07:00.003+09:002012-07-08T16:46:05.158+09:00Fundamental LA10大手メーカーとは違った目線で様々なオーディオ機器をリリースしている<a href="http://www.soulnote.co.jp/index.html">SOULNOTE</a>。そのSOULNOTEの別ブランドFundamentalからフラグシッププリアンプ<a href="http://www.soulnote.co.jp/lineup.html">LA10</a>が発売された。今までのSOULNOTEは50万円を超える機器は出していなかったが、このプリアンプだけは一切の妥協をせずに開発したため、100万円を超えるハイエンド機となった。<br />
<br />
<a href="http://4.bp.blogspot.com/-7RGnNNm_s04/T-Yv0C5A2oI/AAAAAAAAAMg/sIARH2-spXY/s1600/la10_fp_200.jpg"><img border="0" src="http://4.bp.blogspot.com/-7RGnNNm_s04/T-Yv0C5A2oI/AAAAAAAAAMg/sIARH2-spXY/s1600/la10_fp_200.jpg" /></a> <a href="http://2.bp.blogspot.com/-nlVq49vWWbc/T-YvjA2flWI/AAAAAAAAAMY/_fvLvDC9gn4/s1600/la10_fa_200.jpg" style="background-color: white;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-nlVq49vWWbc/T-YvjA2flWI/AAAAAAAAAMY/_fvLvDC9gn4/s1600/la10_fa_200.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
このプリアンプはゲイン0dB。純粋なボリュームコントロールとパワーアンプをしっかりとドライブすることに注目した、現代のプリアンプとしてあるべき姿を目指している。詳しいことは<a href="http://www.soulnote.co.jp/pdf/la10_.pdf">カタログ</a>を見てもらうとして、気になるのはやはりその音。100万もして、セレクタすらついていないプリアンプ。いったいどんな音なのかと思い試聴会に参加したのだが、正直言って「参りました」の一言しか出てこなかった。しかし、さすがにそれじゃあレビューにならないので少しは感想を・・・。<br />
<br />
まず、空間がとても広く展開されてその空間に現れる音像にまったくにじみがない。当然、2chオーディオなのでスピーカーは2本ありその間に演奏空間が展開される。その演奏空間に楽器がそれぞれあるのだが、その楽器の位置が前後左右にまったくブレない。音の発生源がここまで明確に表現できるオーディオ機器はまず聴いたことがない。<br />
<br />
では空間表現以外はというと、これがまったく特徴がない。しかしこの特徴のない点が恐ろしいレベルになって。いる。ともかく特出して何かが良いわけではなく、すべてのレベルが高い。そのせいで何が良いとか悪いとか言えるレベルではなくなってしまっている。<br />
<br />
SOULNOTEはアーティストとリスナーの距離を近づけることを目的としている。今までは漠然とその言葉を聞いていたが、このLA10の試聴会で具体的にどんなことを目指しているのかが明らかになってきたと思う。ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-8981393342415412072012-03-14T15:43:00.000+09:002012-03-14T15:43:12.311+09:00SPENDOR SP2/3 R2イギリスのスピーカーはかなりの数が日本国内に輸入されている。B&Wをはじめ、タンノイ、QUAD、KEF等・・・。たぶん、世界一スピーカーメーカーが多い国だと思う。しかもどのメーカーもそれぞれ魅力的だ。<div><br />
</div><div>さてそんなイギリスのスピーカーメーカーの中でもHarbethとSpendorの二社はかなり似たスピーカーを作っている。今回、紹介するSpendorのSP2/3 R2に対してHarbethではHL-Compact7 ES-3が価格的にも大きさも姿形もよく似ている。しかし、雑誌などでもHarbethはかなり評価されているが、Spendorは余り評価されていない。お店もHarbethは置いてあるけど、Spendorはないってところが多い。じゃあSpendorはHarbethに比べて良くないのかっていうとそうではないと思う。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/-bjgiXDuI7sY/T2A7VbQ35BI/AAAAAAAAAL0/s0OyfmaOkLk/s1600/hfc343_spendor1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="http://1.bp.blogspot.com/-bjgiXDuI7sY/T2A7VbQ35BI/AAAAAAAAAL0/s0OyfmaOkLk/s320/hfc343_spendor1.jpg" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">このスピーカーはHarbethに比べると低音の伸びや解像度といったところでは劣っているとは思う。空間の奥行きもHarbethの方が出ている。しかしHarbethはどちらかというと、ジャズ、クラシックといったソースを聴くにはいいが、ロックには少し物足りない。Spendorの方がギターのトーンに色艶があり、ボーカルの張り出しも気持ちが良い。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">クラシックでもSpendor特有の艶のある音は、Harbethに比べても聴き劣りはしないと思う。ようはどっちが気に入るかだ。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">Spendorの弱点は専用スタンドがないこと。この大きさのスピーカーは版用品のスタンドは少ない上、響きのあるスピーカーなので置き方は非常に気をつけなければならない。また、Harbethに比べるとアンプも選ぶ傾向にある。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">あとはHarbethよりもセッティングをしっかりするべきだろう。このスピーカーは中途半端なセッティングでは十分な空間表現ができないと思う。スピーカー幅をなるべく広くとり、壁から離してあげることにより、想像以上の奥行きと音に包まれる感覚が味わえるはず・・・。UKロックなんかを、迫力だけでなく、音色や空間まで含めて楽しみたい人にはとても良いスピーカーのはずだ。</div><div><br />
</div>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-83012553154283294702012-01-10T13:01:00.001+09:002012-01-10T13:05:16.362+09:00ALBEDO HL2.2パッとみた感じではデザイン重視と思えるが、実は理論重視で設計された<a href="http://www.albedo.jp/index.html">ALBEDO HL2.2</a>。そう聞いていてはいても、実際に音を聴くまでは半信半疑だった。実際インターナショナルオーディオショウでもこのスピーカーはあまり印象に残っていない。なんとなく物足りないなと感じていた。<br />
<div>しかし、先日このスピーカーの試聴会に参加したところ、思いのほか良い音がするのでビックリ。なんでインターナショナルオーディオショウではあまり印象に残らなかったのだろう?</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://4.bp.blogspot.com/-Kv9h59qPj_Y/TwucMb1Kg_I/AAAAAAAAALI/penPJoZ5WLc/s1600/wide005.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="286" src="http://4.bp.blogspot.com/-Kv9h59qPj_Y/TwucMb1Kg_I/AAAAAAAAALI/penPJoZ5WLc/s320/wide005.jpg" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">このスピーカーの音色はどちらかというと美音系。程よく美しい音で、音楽にゆっくり浸れる音がする。また、筐体がスリムなので音の広がりがとても良い。どこで聴いても音が通ってくる。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">このスピーカーは音色も良いが、最大の利点はバランスがいいこと。ユニットが小さく、エンクロージャーが小さいスピーカーでは「見た目以上の低音の量感があり~」なんてレビューを目にすることがある。さてコイツはどうかというと、低音の量感は驚く程ではない。じゃあ不足しているかというとそうでもない。必要にして十分な低音だ。そして、高域から低域までのつながりがいいため、全帯域の音が一体となって響く。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">しかし、やはり低域の伸び、解像度といった点では同価格対で、さらに優れた製品があるのも事実。音楽に真剣に向き合って聴くような聴き方をするのであれば、もっと適した製品があると思う。また何処となく美音系なので、ジャズやロックには少し物足りなさを感じるかも知れない。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">それでもコイツには人を魅了する力がある。雰囲気がよく、小さい音量でも気分良く聴ける。リビングで紅茶でも飲みながら、何処となく美しい音が流れてくる。そんな生活が送れたらどんなに素晴らしいだろう?</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br />
</div><div><br />
</div>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-31543679858745181912011-12-12T12:14:00.001+09:002011-12-12T12:23:36.277+09:00Aurorasound VIDA<a href="http://audio-ba-son.blogspot.com/2011/10/2011.html">以前、ハイエンドショウの感想</a>を書いた時にAurorasoundのLCR型フォノイコライザVIDAの印象をちょっとだけ書いた。その後もずっと気になっていたのだが、先日試聴会に参加して、その音を十分に聴くことができたので、改めて感想を書いておく。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/-LuN-YPqMswg/TpuGDKXB1fI/AAAAAAAAAJc/Q_m72_Hhip4/s1600/image55.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="150" src="http://1.bp.blogspot.com/-LuN-YPqMswg/TpuGDKXB1fI/AAAAAAAAAJc/Q_m72_Hhip4/s320/image55.jpg" width="320" /></a></div><br />
機材は以下の通り<br />
<br />
SP:<b>B&W</b> 802D<br />
Power AMP:<b>Accuphase</b> A-65<br />
Pre AMP:<b>Aurorasound</b> CADA<br />
プレーヤー:Microの古い機種+<b>SME</b> 3010+<b>DENON</b> DL-103<br />
<b>LUXMAN</b> PD-171+<b>Viv Laboratory</b> Rigid Float+<b>LYARA</b> HELIKON<br />
※Rigid Floatの音も素晴らしかったが、ここでの感想は控えておく<br />
また改めて試聴する機会があれば、感想はそのときに<br />
<br />
<br />
<br />
ハイエンドショウの感想でも「クセがない」と書いたが、やはりその通りの音。悪い意味での「CDのような」や「アナログらしい・・・」という印象はない。無理に音のエッジが立っているわけでもなく、ナローな音でもない。程よく中域に力感があり、低域の伸びは素晴らしい。この低域を味わうには、なるべく感度の高いアームと組み合わせてあげると良いと思う。そういった意味ではRigid Floatとの組み合わせはベストかもしれない。<br />
<br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%83%B4-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%BC%E3%80%81%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%B9%EF%BC%86%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5/dp/B0009EP07A/ref=pd_cp_m_2">Crosby、Stills&NashのDeja Vu</a>ではリズミカルなテンポが気持ちよく、自然と体がのってくる。一音一音が美音なのですんなりと音が入ってくる。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ではオーケストラの編成がしっかりと表現されていて、ソリストとオーケストラのそれぞれの演奏がしっかりと表現されている。<br />
<br />
Aurorasoundの製品は「個性」が強いと思う。「クセがない」けど「個性がある」というのは一見矛盾するように感じるが、そんなことはない。クセがある製品はジャンルを選ぶ傾向がある。オーディオ機器には「個性」がある。「どんな音をだしたいか?」それがオーディオ機器の個性であり、そこがいろんな製品が存在する理由なのだろう。私達はそんな「個性」に惚れてオーディオを買うのだと思う。<br />
Aurorasoundの個性は説明するのが難しいが「どんな音楽でも楽しく聴いてくれ」と言っているように感じる。小さなメーカーゆえに、「個性」がしっかりしていて他の機器では味わえないよさがある。この「個性」に共感できれば、他の機器では味わえない再生音が得られるだろう。ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-25984332272008546592011-11-07T16:18:00.003+09:002011-11-07T16:20:23.277+09:00インターナショナルオーディオショウ2011 感想今年は2日間かけてインターナショナルオーディオショウを見学してきた。出品されている製品のほとんどは高額で手がでるようなものではないけど、たまにはこういった超ハイエンドオーディオを聴いてみるのもいい。ただ所々、そこまで高くない製品の音だしをしているブースがあったので簡単に感想を書いておく。<br />
<br />
<div><a href="http://www.airtight-am.net/home.html">A&M</a>のブースにて <a href="http://www.airtight-am.net/products/t01.html">Acoustic Masterpiece T-01</a> + <a href="http://www.mysonic.jp/">My Sonic Lab Eminent Solo</a></div><div><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://3.bp.blogspot.com/-csq2JXwtnW8/Trd-7RLU2OI/AAAAAAAAAIs/kwSDLsy0lew/s1600/BACK-1--HP-2-1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="242" src="http://3.bp.blogspot.com/-csq2JXwtnW8/Trd-7RLU2OI/AAAAAAAAAIs/kwSDLsy0lew/s320/BACK-1--HP-2-1.jpg" width="320" /></a></div><div><br />
国内の真空管アンプメーカーとして確固たる地位を築いているAir Tight。そのAir Tightの品質を比較的リーズナブルな価格で製品を提供しようというのがAcoustic Masterpiece。といってもそれでもそれなりのお値段はしてしまうが・・・。そのAcoustic MasterpieceのアナログプレーヤーとMy SonicのEminent Soloの組み合わせで聴くモノラルが素晴らしかった。Eminentなんて使っていたら良くて当たり前と言われればそれまでだが、それでもここまで凄いとは思っていなかった。音像の奥行き表現がステレオよりも深く、音が濃い。それでいてワイドレンジで高解像度。左右に音が定位するわけではないがが、それ以外はステレオに劣っているところは何一つないと言っていいだろう。</div><div><br />
<a href="http://www.mysonic.jp/">Axis</a>のブースにて <a href="http://www.axiss.co.jp/fBMC.html">B.M.C</a>のCD+DAC+モノパワーアンプ</div><div><br />
</div><div><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/-E8oR2tqkxm8/TreGOt_OhhI/AAAAAAAAAI0/niCVlD9r0E8/s1600/BMC_AMP-Explosion-F384BIG_1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="215" src="http://2.bp.blogspot.com/-E8oR2tqkxm8/TreGOt_OhhI/AAAAAAAAAI0/niCVlD9r0E8/s320/BMC_AMP-Explosion-F384BIG_1.jpg" width="320" /></a></div><div><br />
今年から輸入されることになったドイツのオーディオメーカー。通常、オーディオ機器間は電圧伝送だが、それを電流伝送にしているのが特徴(但し、通常のオーディオ製品と接続した場合は電圧伝送)。また、音量調整はパワーアンプのゲインコントロール、小出力トランジスタでフローティングカスコード回路+LEFといった独自技術を使うことにより大出力を得るなどアイデア満載のメーカー。設計者によるとできるだけ、信号が通るセクションをなくすことにより信号の鮮度を落とさないようにしたそうだ。まさにその通りの音だった。ハイスピードで輪郭がハッキリした音。曖昧さや艶やかさなどは全く感じず、ストレートに音が飛び出してくる印象だった。正直、これだけの音が出て100万円を超えていないのにはビックリした。</div><div><br />
</div><div>他にも良い音を出しているブースはたくさんあったが、かなり製品が高額だった。しかしそういった製品も「一点豪華主義」で使ってみるのも面白い。</div><div><br />
</div><div>ショウを通じて感じたのは決して高額製品を買えば良いというわけではないこと。自分の求める音とベクトルがあった製品を買ってそれを使いこなすことで、自分にとってはどんな高額製品よりも良い音で音楽を聴くことができると思う。こういったショウではその自分の求める音のベクトルを明確にするために積極的に参加していくといいと思う。</div>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-804986288032465032011-10-31T13:23:00.001+09:002011-10-31T13:25:00.488+09:00Phase Tech CS-1<a href="http://www.phase-tech.com/">Phase Tech</a>は2002年にブランド設立したオーディオメーカー。まだ設立から10年もたっていないが、既に一流のオーディオブランドとして認知されてきているのではないだろうか。設立当初はアナログカートリッジが非常に高い評価だったが、近年ではUSB DACなんかも高い評価を受けている。<br />
私はPhase Techの<a href="http://www.phase-tech.com/">P-3</a>というカートリッジをメインに使っているが、流石にクオリティの高い音を出している。今まではストレートアームにこのP-3をつけて使っていたのだが、最近、MicroのDD-8というプレーヤーを譲ってもらった。このプレーヤーはユニバーサルアームなので、ヘッドシェルが必要になる。最初は以前使っていたヘッドシェルを使っていたのだが、Phase TechのCS-1が生産完了になるということで安くなったので購入してみた。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://3.bp.blogspot.com/-g2AZPExKjsk/Tq4f9d_28VI/AAAAAAAAAIk/rIorLmdmvP0/s1600/P-3_CS-1_big.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="241" src="http://3.bp.blogspot.com/-g2AZPExKjsk/Tq4f9d_28VI/AAAAAAAAAIk/rIorLmdmvP0/s320/P-3_CS-1_big.jpg" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">上の画像では至って普通のヘッドシェルに見えるが、実物は非常に美しい。わずかに光沢があり、触るのをためらうほどだ。また、指掛けが素晴らしい。最近のヘッドシェルは指掛けがストレートタイプのものが増えてきているが、そんなヘッドシェルを設計している人には是非このヘッドシェルを一度使ってもらいたい。ここまで指にフィットする感覚が味わえるシェルはなかなかない。指で針をレコード盤に下ろすのが楽しくてしょうがない。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">さて肝心の音だが、これも素晴らしい。S/Nがきわめて高く音の純度が高くなる。定位もより明確になり音に力感が出てくる。ヴァイオリンの音は滑らかになり、ベースの音程が明確になる。ベースが明確になるので演奏のリズムが明確になり、自然と体がリズムに乗り始める。このシェルに変える前も同価格帯のものを使っていたが、明らかにこちらの方が好ましい音になっている。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;"><br />
</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">このシェルは生産完了になり、新しく<a href="http://www.phase-tech.com/">CS-1000</a>というシェルに変わる。ここからどのように音が変わるのかはわからないが、かなり期待している。流石に買い替えようとは思ってはいないが、別のカートリッジを手に入れた際はこのヘッドシェルを買ってみようと思う。</div>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-68460204283542061412011-10-17T10:39:00.002+09:002011-10-20T22:19:58.577+09:00ハイエンドショウトウキョウ 2011 感想毎年、春と秋に東京交通会館にて行われるハイエンドショウというイベントに行ってきた。試聴した環境もあまり良くはないので、詳しいレビューはできないが、気になった製品がいくつかあったので、紹介しておこうと思う。<br />
<div><br />
</div><div>FOSTEX G1302MG</div><div><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/-vcwFuc1VcR4/TpuFqONKEtI/AAAAAAAAAIE/1ieMKCoMzyE/s1600/01_g1302_main_w.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="216" src="http://2.bp.blogspot.com/-vcwFuc1VcR4/TpuFqONKEtI/AAAAAAAAAIE/1ieMKCoMzyE/s320/01_g1302_main_w.jpg" width="320" /></a></div></div><div><div style="text-align: center;">画像は旧モデル</div><div style="text-align: center;"><br />
</div>FOSTEXのGシリーズのトールボーイスピーカー<a href="http://www.fostex.jp/hifi/products/G1302">G1302</a>がモデルチェンジされた。ユニット、キャビネット等に手を加えているようだ。音は前モデルよりもS/Nがすごく上がっているように感じた。ストレートな音の表現にがより明確になったように感じた。</div><div><br />
</div><div><a href="http://www.aurorasound.jp/VIDA.html">Aurorasound VIDA</a><br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://3.bp.blogspot.com/-LuN-YPqMswg/TpuGDKXB1fI/AAAAAAAAAIM/RbyV_rlXte4/s1600/image55.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="150" src="http://3.bp.blogspot.com/-LuN-YPqMswg/TpuGDKXB1fI/AAAAAAAAAIM/RbyV_rlXte4/s320/image55.jpg" width="320" /></a></div><br />
</div><div><br />
</div><div>オーロラサウンドはTI社を退社した技術者が立ち上げたオーディオメーカー。M2TECH社のUSB DDCを改良したり、プリアンプ作ったりしたりしている。今回発表されたのはLCR型のフォノイコライザ。モノラルミックススイッチがあったり、ミュートボタンが押しやすいように配置されていたりと、使い勝手がとても良さそう。音を聴いた印象はクセを感じない素直な音だった。</div><div><br />
</div><div><a href="http://hookup.co.jp/products/pureaudio/manley/Stingray_index.html">MANLEY <span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Lucida Grande', 'ヒラギノ角ゴ Pro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', Osaka, 'MS Pゴシック', 'MS P Gothic', Geneva, Arial, Verdana, sans-serif; line-height: 18px;">Stingray iTUBE</span></a></div><div><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/-X0NyUmd_Fek/TpuGj1bxdII/AAAAAAAAAIU/q27QDnW5xTY/s1600/sujpa200001sqgd7.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/-X0NyUmd_Fek/TpuGj1bxdII/AAAAAAAAAIU/q27QDnW5xTY/s1600/sujpa200001sqgd7.jpg" /></a></div><br />
</div><div><span class="Apple-style-span" style="color: #3f3f3f; font-family: 'Lucida Grande', 'ヒラギノ角ゴ Pro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', Osaka, 'MS Pゴシック', 'MS P Gothic', Geneva, Arial, Verdana, sans-serif; font-size: 12px; line-height: 18px;"><br />
</span></div><div>プロオーディオで有名なMANLEYが民生用に販売している真空管アンプ。iPodドックを搭載していて、とてもプロオーディオ出身のメーカーとは思えない。しかし音は力感があり、ピラミッドバランス。音を押し出す力がとても強い。なるほどプロオーディオメーカーが作ったものなのだと納得する音だった。</div><div><br />
</div><div><a href="http://www.vivaudiolab.com/Rigid_Float.html">Viv Laboratory Ligid Float</a><br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/-tBMYl1DFKog/TpuHADXRsuI/AAAAAAAAAIc/kTTZH2z_piE/s1600/IMG_6845.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="185" src="http://2.bp.blogspot.com/-tBMYl1DFKog/TpuHADXRsuI/AAAAAAAAAIc/kTTZH2z_piE/s320/IMG_6845.jpg" width="320" /></a></div><br />
</div><div>オーロラサウンドのVIDAとセットで聴いた。やはりクセを感じさせず音にストレスがなく出てくる。アナログらしさは当然あるものの、デジタルのようなS/Nの良さ、定位があるように感じた。<br />
<br />
<br />
ハイエンドショウで鳴っている音はどこも、けっして良い音とは言えない。電源、部屋の環境が良くない上、大勢の人に音を聞かせるとなるとどうしても難しいのだろう。今回紹介して製品以外でもきっと良い音がする機器はあったと思う。しかし耳だけでそれを判断するのは難しい。こういったショウの場合耳よりも目(機器の素材や構造、技術情報等)で音を想像してから音を聴いて製品の特徴を判断するといいのかもしれない。</div><div><br />
</div>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-15865484210745984322011-10-11T12:00:00.000+09:002011-10-11T12:00:17.519+09:00PRIMARE I2220万円台でこれほど、デザインが美しいアンプは他にはないのでは?このデザインの素晴らしさゆえに、高級機と勘違いされて購入候補にあがらなくなってしまいそうだ。それほど<a href="http://naspecaudio.com/primare/i22-i22-with-dac/">PRIMAREのI22</a>のデザインは素晴らしいと思う。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/-0XW--zacwnI/TpOuFRiDSbI/AAAAAAAAAH8/Dpr-3Hh6ljA/s1600/i22withDAC_integratedamplifier_swedenaudio_primare_frontpanel.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="118" src="http://2.bp.blogspot.com/-0XW--zacwnI/TpOuFRiDSbI/AAAAAAAAAH8/Dpr-3Hh6ljA/s320/i22withDAC_integratedamplifier_swedenaudio_primare_frontpanel.jpg" width="320" /></a></div>「この美しいアンプからどのような素晴らしい音が奏でられるのだろう?」そう想像するだけでも、とても楽しくなってくる。実際の音はスッキリとした音でありながら、力感もしっかり出してくれている。高域は美しく、チェンバロやギターの弾いた弦の音がとても魅力的だ。以前のPRIMAREのアンプは美しい音はあるが、スピード感があまりなかった。しかしI22はスピード感も十分に備わったように感じた。また、空間表現がこのクラスとしてはかなり上位にくる表現力を持っている。B&Wの805D組み合わせるとかなり奥行きのある空間を表現してくれた。色づけが少ないアンプではないが、不自然さはなく心地良い音から力感あふれる音まで、結構幅広い要求に答えてくれそうだ。ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-59631348526198855132011-09-14T19:02:00.007+09:002011-09-14T19:17:35.458+09:00OCTAVE V40SE<div>
先日、スピーカーの入れ替え検討のため、<a href="http://www.anthonygallo.jp/pdf/20110302_01.pdf">Anthony GalloのReference3.5</a>を自宅試聴させてもらった。その際、自宅にあるアンプではどれも思うような音が出なかったので、Anthony Galloの輸入元の好意により、急遽<a href="http://www.fuhlen.jp/octave/products/v40se_01.html">OCTAVEのV40SE</a>を持ってきてもらうことになった。そこで聴いたV40SE+Reference3.5の音はとても素晴らしいものだった。</div>
<div>
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="http://2.bp.blogspot.com/-3mlLjR84xGg/TnAzeEgx1PI/AAAAAAAAAH4/QOqEcddK02o/s1600/v40se.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="228" src="http://2.bp.blogspot.com/-3mlLjR84xGg/TnAzeEgx1PI/AAAAAAAAAH4/QOqEcddK02o/s320/v40se.jpg" width="320" /></a></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
V40SEの音は一言で言えば、とても自然。特に低域の自然さは際立っている。</div>
<div>
低音の量感がでるセットでは、他の楽器と低音楽器のアンバランスさというのが気になることがある。例えば、少し前に試聴会等でよくかけられた、Eagles Hotel California(Live)なんかはバスドラムのキックの音が不自然に響き渡ることが多い。このバスドラムの異常な迫力は確かに聴いていると気持ちが良い。しかし、この迫力はあたかも「ビックリさせてやろう」と言わんばかりの音。いわば、映画の爆発音みたいだ。</div>
<div>
しかしV40SEではこのバスドラムが演奏と一体感を持って演奏される。決して量感が少ないのではない。十分な量感を持った上で、ギターやボーカルとバスドラムが「揃っている」。他の演奏に溶け込むのでパッと聴くと量感が少なく他のアンプに比べると迫力が少なく感じられる。しかし、バスドラムが他の楽器と揃うので、全体的な演奏の迫力は向上する。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
また、V40SEの特徴として小音量での演奏がとてもいい。「小音量でも楽しめる」なんてうたっているアンプはたくさんあるが、V40SEより小音量での再現が優れているアンプは聴いたことがない。もしV40SEを使っても小音量再生が楽しめないのであれば、それはスピーカーやプレーヤーの責任だろう。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
その他、ワイドレンジ、高S/N、ハイスピード、高解像度といったいわゆるハイエンドアンプとしての性能を十分に持っている。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<b><span class="Apple-style-span" style="color: red;">総括</span></b></div>
<div>
ハイエンドアンプの入門として最適なアンプ。スピーカーとの相性がよければ、これ以上のアンプは必要ないと思える。ジャンルも得手不得手がなくロック、ポップスからクラシックまで何でもこなす。クラシックの弦やピアノの透きとおった音はとても魅力的だし、ロックではギターのピッキングが気持ちよく、ベース、ドラムによる気持ちがいいグルーヴを作り出す。しかし、弦のタップリとした甘さを引き出したりギターの異常なキレといったデフォルメして気持ちよく聴かせるといったことはできなさそうだ。また、CDプレーヤー等から雑味のある音が出てくるととたんにつまらない音になってしまうだろう。あまり録音が良くない音源でもその嫌味は出さないが、前段の機器はあまり個性が強いものは選ばないほうがいいかもしれない。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-30500203501807672542011-08-01T00:04:00.003+09:002011-08-02T12:54:49.892+09:00LUXMAN CL-38u+MQ-88uLUXMANといえば日本のアンプメーカーの老舗だ。私のオーディオの原点とも言える父親のシステムにもLUXMANのアンプは使われていた。そんなこともあり非常に思い入れの強いメーカーだ。そんLUXMANから往年の人気商品のデザインを踏まえた真空管アンプを発表してきた。それが、<a href="http://www.luxman.co.jp/presspro/mq88u.html">MQ-88u</a>と<a href="http://www.luxman.co.jp/presspro/cl38u.html">CL-38u</a>だ。このアンプの試聴会が行われたので参加した。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://4.bp.blogspot.com/-kHjZVA0L878/TjVvVGWtMJI/AAAAAAAAAHk/EbJ9ocDsRL8/s1600/01.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="121" src="http://4.bp.blogspot.com/-kHjZVA0L878/TjVvVGWtMJI/AAAAAAAAAHk/EbJ9ocDsRL8/s320/01.jpg" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/-WxJFF3LBtzA/TjVvYQbwvJI/AAAAAAAAAHo/Lf8orj8r4Ak/s1600/01+%25281%2529.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="134" src="http://1.bp.blogspot.com/-WxJFF3LBtzA/TjVvYQbwvJI/AAAAAAAAAHo/Lf8orj8r4Ak/s320/01+%25281%2529.jpg" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br />
</div><br />
<br />
・CDプレーヤー:LUXMAN D-08<br />
・アナログプレーヤー:LUXMAN PD-171<br />
プリアンプ:LUXMAN CL-38u<br />
パワーアンプ:LUXMAN MQ-88u<br />
スピーカー:<a href="http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/cremona_m.html">Sonus Faber Cremona M</a><br />
<br />
この組み合わせで聴いた音楽は何とも心地がよく楽しい。出てくる音がよく弾み、楽器の音一つ一つがとても存在感が強い。オーケストラ全体の再現性という意味ではLUXMANの他のアンプの方が優れているのかもしれないが、楽器一つ一つにフォーカスが当たるような鳴り方は他のアンプでは味わえない。ともかく楽器の音一つ一つが魅力的だ。メーカーの人の話では、この弾むような音の立役者はプリアンプの影響が大きいそうだ。確かに定価が30万円台前半のプリにしてはかなり、クオリティが高い。MCトランスをHi、Lowともに対応しているし、トーンコントロールもついている。トーンコントロールがあることに関しては意見が分かれるところだと思うが、このような忠実な再現性よりも音楽を楽しく聴かせることに重きを置いたプリにはあった方がいいと思う。<br />
<br />
さてこのプリ、パワーに組み合わせるスピーカーだが、大口径のスピーカーよりも中、小口径のスピーカーの方があっていると思う。パッと聴いた感じでは低域が延びているような感じはしなかったし、なによりこの弾むような音は小さなユニットで音を出してあげた方がよく味わえると思う。そういった意味では今回聴いたクレモナはベストマッチだろう。ただしちょっとアンプの値段に比べると高すぎるかな?おすすめは<a href="http://www.davone.jp/">Davone</a>のスピーカーなんかが合うかもしれない。ただし実際に組み合わせて聴いたわけではないから、保証はできませんが・・・。ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-63744256268959801882011-03-25T12:32:00.003+09:002011-03-25T16:54:27.501+09:00QUADRASPIRE Q4 EVOデザインと音質の両方を兼ね備えたラックとして<a href="http://www.quadraspire.jp/main.html">QUADRASPIRE</a>というメーカーがある。このメーカーから<a href="http://www.quadraspire.jp/products/q4evo_03.html">Q4 EVO</a>という棚板をパワーアンプ用に購入したのでそのレビューをまとめる。ちなみにこの棚板に組み合わせた足は<a href="http://www.quadraspire.jp/products/accessories_01.html">QUADRASPIREのスパイク</a>を使っている。<br />
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この棚板をパワーアンプ用に使う前は定価7万円ほどのオーディオボードを使っていた。これも決して悪くはなかったが、Q4 EVOに変えたら音が激変したので驚いた。なんといっても一番変わったのはオーケストラの低弦だ。私<span class="Apple-style-span" style="font-family: arial, sans-serif;"><span class="Apple-style-span" style="line-height: 20px;">はベートーヴェンの交響曲が好きで、<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC7%E7%95%AA-%E3%80%8C%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%80%8D%E5%BA%8F%E6%9B%B2-XRCD-SHM-CD/dp/B001EKLPQI">フリッツ・ライナー指揮 ベートーヴェン交響曲第7番 シカゴ交響楽団</a>(XRCD)をよく聴く。Q4 EVOにパワーアンプを載せてこのディスクを聴いた時に、見事に低弦が息の揃った弾き方をすることに驚いた。低弦のリズムがピタっと揃っているので聴いていてとても気持ちがいい。また音の広がりも2つのスピーカーの中心から同心円状に前後左右に均一に勢いよく広がっていく。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: arial, sans-serif;"><span class="Apple-style-span" style="line-height: 20px;">音色は多少木質的な響きがあるように聴こえるが、これが良い方向に働いている。ボーカルに厚みが出てギターやヴァイオリン等の弦楽器の音が聴きやすい音になっている。また全体的に音のスピード感も上がっているので各楽器にリアリティが出てくる。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: arial, sans-serif;"><span class="Apple-style-span" style="line-height: 20px;"><br />
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<span class="Apple-style-span" style="font-family: arial, sans-serif;"><span class="Apple-style-span" style="line-height: 20px;">反面、以前使っていたボードに比べるとS/Nは悪くなっているようだ。音の静けさという点では以前のボードの方がよかった。しかし、十分なS/Nは確保できているのでそれほど気になりはしない。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: arial, sans-serif;"><span class="Apple-style-span" style="line-height: 20px;"><br />
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<span class="Apple-style-span" style="color: red; font-family: arial, sans-serif;"><span class="Apple-style-span" style="line-height: 20px;"><b>総括</b></span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: arial, sans-serif;"><span class="Apple-style-span" style="line-height: 20px;">低音のリズムの刻みが明快になり、木質的な響きが多少加わるボード。S/Nの面では価格の高いオーディオボードに劣るものの、10万円以下のパワーアンプ用のボードと考えると最も優れたボードだと感じた。</span></span>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-34995351706815086802011-03-24T13:13:00.001+09:002011-03-26T10:23:18.172+09:00OYAIDE MJ-12&STB-MS<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://lh4.googleusercontent.com/-Vgq4hkSFKe0/TY0_nbKJscI/AAAAAAAAAGM/uOg_RCr8bAk/s1600/2011-03-26+09.08.32.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="192" src="https://lh4.googleusercontent.com/-Vgq4hkSFKe0/TY0_nbKJscI/AAAAAAAAAGM/uOg_RCr8bAk/s320/2011-03-26+09.08.32.jpg" width="320" /></a></div><div style="text-align: center;">OYAIDE MJ-12&STB-MS</div><br />
オヤイデ電気のターンテーブルシート、<a href="http://oyaide.com/catalog/products/p-4421.html">MJ-12</a>とスタビライザー<a href="http://oyaide.com/catalog/products/p-4453.html">STB-MS</a>のセット。オヤイデというとケーブルのイメージが強いが、アナログのアクセサリーも販売している。<br />
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<span class="Apple-style-span" style="font-family: inherit;">このターンテーブルシートはテーパーがついているので、<span class="Apple-style-span" style="-webkit-border-horizontal-spacing: 2px; -webkit-border-vertical-spacing: 2px; letter-spacing: 1px;">レコード盤をレコードスタビライザーで押さえ込むことで、ターンテーブルシートにレコード盤が密着し、安定したトレースが可能になるという商品。このようなターンテーブルシートは他にもあるが、2万円を切るものは他にはないと思う。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="-webkit-border-horizontal-spacing: 2px; -webkit-border-vertical-spacing: 2px; letter-spacing: 1px;"><br />
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<span class="Apple-style-span" style="-webkit-border-horizontal-spacing: 2px; -webkit-border-vertical-spacing: 2px; letter-spacing: 1px;">とりあえずこの商品、買っておいて損はないと思う。解像度、S/Nがかなり向上する。特にS/Nに関しては劇的に良くなる。シートの材質の影響か、音色は多少変化するものの他のシートと併用すればその点も気にならなくなると思う。私はこの音色が嫌いではないので、現状は他のシートは使っていないが、ソースによっては、47研究所の豚皮などを併用している。</span><br />
<span class="Apple-style-span" style="-webkit-border-horizontal-spacing: 2px; -webkit-border-vertical-spacing: 2px; letter-spacing: 1px;">当初はスタビライザーはSTB-MSではないものを使っていたが、純正の組み合わせを一度試してみると、明らかに低音の音階が明快になりリズムの乗りもよくなった。ぜひ純正の組み合わせを試してみるといいと思う。</span><br />
<span class="Apple-style-span" style="-webkit-border-horizontal-spacing: 2px; -webkit-border-vertical-spacing: 2px; letter-spacing: 1px;">ちなみにこのスタビライザーはひっくり返せばドーナツ盤にも使えるという優れもの。仕様も良く練られていて使い勝手も良い。かなりお勧めの一品だ。</span>ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1452781882536256817.post-26753591327013532972011-03-09T23:16:00.000+09:002011-03-09T23:16:02.392+09:00Anthony Gallo Reference 3.5<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://lh5.googleusercontent.com/-xAlWgaBYJHI/TXdmKvT7viI/AAAAAAAAAEk/VtGxuGvwc2A/s1600/2011-03-09+19.40.12.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://lh5.googleusercontent.com/-xAlWgaBYJHI/TXdmKvT7viI/AAAAAAAAAEk/VtGxuGvwc2A/s320/2011-03-09+19.40.12.jpg" width="192" /></a></div><div style="text-align: center;"><a href="http://www.anthonygallo.jp/pdf/20110302_01.pdf">Anthony Gallo Reference 3.5</a></div><br />
<a href="http://www.anthonygallo.jp/main.html">Anthony Gallo</a>はアメリカのスピーカーメーカー。Reference 3.5は2009年に生産完了となったReference 3の後継機。このスピーカーは<br />
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1.再生周波数帯域は広いがフルレンジのような音のつながり<br />
2.トランジェント特性の高さ<br />
3.広い指向性による広いサウンドステージ<br />
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が売りとなっている。<a href="http://www.anthonygallo.jp/technologies.html">CDT、S2テクノロジー</a>等々、色々と技術的に工夫をしてそのような音を実現しているとのこと。このような技術的な工夫が実際に功をそうしているのか?<br />
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結果から先に言えば、かなりハイレベルで上記の3点を実現している。特に音場表現に関してはかなり高いレベルだと思う。それぞれの項目について注目してみる。<br />
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まず、フルレンジのような音のつながりという点では、ピアノの音が低音から高音にまで至って不自然な音色の変化がない。またボーカルの音源も上下にブレることはなく、一点にしっかりと定位している。ボーカルとの距離感は近すぎず、離れすぎずといった感じで1m以内の目の前で歌っているような口元のリアリティはないが、ボーカル全体の姿をとらえた表現はなかなか見事だ。<br />
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トランジェントに関しては確かに良い。QUAD ESLを彷彿させる鳴り方だが、ESLほどのトランジェントの良さは感じない。ESLのように低域から高域まで位相の揃った反応をしているように感じた。<br />
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サウンドステージはともかく広い!特にオーケストラでは低弦がステージに沿って広がっていくようだ。ただし、一般的なトールボーイスピーカーのようなステージ表現とはだいぶ異なるので最初に聴いた時は違和感を感じた。空間を描き出すのではなく、ふわっと空間を表現する。空間の広がりに限界を感じさせない。また音像に関しても表現した空間からフッと現れる。例えばボーカルなどは歌い始めるといきなり姿が現れるのではなく、最初からその場に居たかのように自然に音像が現れてくる。このあたりが一般的なスピーカーと違うと感じる点だ。<br />
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<b><span class="Apple-style-span" style="color: red;">総括</span></b><br />
嫌味な音は出さないハイレベルにまとまったスピーカー。特筆すべき点は広大なサウンドステージだろう。音場は横に広がり、見通しの良い空間を表現する。その分、音圧で押されるような圧倒力というものはない。<br />
音色は味付けが少ないため、Sonus faberのような特定の楽器がとびぬけて良いといったことはないし、TANNOYのような独特の風格といった感じもない。色づけが少なく、どんな楽器に対しても素直に表現してくれるタイプ。故に異常なほどの楽器のリアリティという音は今回の試聴では聴くことができなかった。<br />
また、B&Wのような超高解像度というわけでもないが、ソースの雑味は出さないので幅広い年代の音源が楽しめる。<br />
ドライブするアンプによってかなり印象が変わるので、一聴して悪いと思ってもアンプを変えて是非とも聴きなおして欲しい。<br />
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蛇足だがこのスピーカー名前の呼び方に困る。前モデルのReference 3は「リファレンス スリー」と呼んでいたが、Reference 3.5では「リファレンス さんてんご」と呼んでいる。なんか締まらん呼び方だ・・・。ばーそんhttp://www.blogger.com/profile/10391616109737091256noreply@blogger.com0