2011年10月17日月曜日

ハイエンドショウトウキョウ 2011 感想

毎年、春と秋に東京交通会館にて行われるハイエンドショウというイベントに行ってきた。試聴した環境もあまり良くはないので、詳しいレビューはできないが、気になった製品がいくつかあったので、紹介しておこうと思う。

FOSTEX G1302MG

画像は旧モデル

FOSTEXのGシリーズのトールボーイスピーカーG1302がモデルチェンジされた。ユニット、キャビネット等に手を加えているようだ。音は前モデルよりもS/Nがすごく上がっているように感じた。ストレートな音の表現にがより明確になったように感じた。


オーロラサウンドはTI社を退社した技術者が立ち上げたオーディオメーカー。M2TECH社のUSB DDCを改良したり、プリアンプ作ったりしたりしている。今回発表されたのはLCR型のフォノイコライザ。モノラルミックススイッチがあったり、ミュートボタンが押しやすいように配置されていたりと、使い勝手がとても良さそう。音を聴いた印象はクセを感じない素直な音だった。




プロオーディオで有名なMANLEYが民生用に販売している真空管アンプ。iPodドックを搭載していて、とてもプロオーディオ出身のメーカーとは思えない。しかし音は力感があり、ピラミッドバランス。音を押し出す力がとても強い。なるほどプロオーディオメーカーが作ったものなのだと納得する音だった。

オーロラサウンドのVIDAとセットで聴いた。やはりクセを感じさせず音にストレスがなく出てくる。アナログらしさは当然あるものの、デジタルのようなS/Nの良さ、定位があるように感じた。


ハイエンドショウで鳴っている音はどこも、けっして良い音とは言えない。電源、部屋の環境が良くない上、大勢の人に音を聞かせるとなるとどうしても難しいのだろう。今回紹介して製品以外でもきっと良い音がする機器はあったと思う。しかし耳だけでそれを判断するのは難しい。こういったショウの場合耳よりも目(機器の素材や構造、技術情報等)で音を想像してから音を聴いて製品の特徴を判断するといいのかもしれない。

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